examples 研修事例
~事業部の未来を作る~経営への提言に向けて立ち上がったプロジェクトに必要なチームワークとは?:ヤマハ株式会社様

「世界中の人々のこころ豊かなくらし」を掲げ、楽器をはじめとした様々な製品を世の中に届けているヤマハ株式会社様。技術系部門にて、選抜されたメンバーによる事業部の未来づくりへの提言が行われることになりました。リプロキャリアではプロジェクトメンバーのチームワーク構築支援、ビジョン策定支援などを半年にわたり実施しました。
対象 | 技術系部門 プロジェクトメンバー10名 |
目的 | 事業部の未来づくりの提言を行うためのチームワーク構築支援、ビジョン策定支援 |
期間 | 半年 |
開始時の状態 | ① プロジェクトメンバーはお互いをあまり知らない状態からスタート。まずは関係性を作り、チームビルディングを行う必要があった。 ② 何が出来るのかお互いに不明瞭だった。 ③ 普段は技術系の仕事についており、経営について考える機会は今回が初めてであったため、手探りの状態であった。 |
成果 | ① チームワークスコアサーベイにおいて、全ての項目でスコアが大きく上昇。特に、ビジョン共有などの一体感/協働/信頼/越境に関するスコアが最も大きく上昇。(詳細は下記参照) ② リーダー陣が自分達の強みと弱みを認識し、その上でお互いに敬意や尊重の気持ちを持ちながら、セッション外でも自主的に対話を重ねていくようになった。 ③ 自分のビジョン、未来の提言に関するビジョンを描き、形にした。 |
実施の経緯
経営環境や事業環境が大きく変化を遂げる中、該当事業部も新しい価値観を創出していく必要がありました。選出されたプロジェクトメンバーにより事業部長宛ての未来づくりの提言をすることが決定し、プロジェクトがスタート。初対面のメンバーが多く、価値ある未来づくりの提言をするためにまずはチームワークづくりから始める必要がある、という背景から伴走支援がスタートしました。
具体的になにをしたのか?
主にシステムコーチング®というチームコーチングの技法を使い、半年かけて行っていきました。システムコーチングは、組織の関係性の質へのアプローチを起点にして組織の思考・行動・結果の質に働きかけていく組織開発の手法です。ワークショップ、理論教育、対話などを駆使して組織にアプローチをしていきます。
事前のメンバーへのインタビューから、今回の支援ではチームワーク支援及びビジョン策定支援に重きを置いてアプローチしていくことが決定。前半3か月をチームワーク作り、後半3か月をビジョン作りとし、支援をしていくことが決定しました。
チームワーク構築支援とは
一般的にチームワークを研修で扱う=チームビルディング=楽しくお互いを知りあう、と捉える人が多いのではないでしょうか。
今回のチームワーク構築支援では、仲良くなることの追求は勿論ですが、あくまで未来づくりの土台を構築することが目的であるため、より深く・より多角的にお互いを知ることが必要であると考え、下記の3つをワークショップ形式で行っていきました。
・相互理解
・組織のコミュニケーションや風土の特性の理解と、背景の深堀
・事業部の歴史の理解
ビジョン策定支援とは
今回のメンバーにとって、事業部の未来を提言ということはワクワク感がある一方で「未経験の挑戦であり、どのように進めていけばいいのか」という戸惑いもありました。
ありきたりな未来ではなく、メンバーの希望や葛藤を盛り込みながら、血の通った本当に欲しい未来にしていく為には、普段話されていないような本音や戸惑いや希望も全て共有し合い、その中から作っていく必要があると考えました。
・賛成も反対も戸惑いも不安も、すべてを声に出してリアルなチームの現在地を認め合う
・改めて本当に未来づくりがしたいのかを確認しあう
・個人としてのビジョン、チームとして提言したいビジョンを絵に描いて表現する
このようなワークショップを行う中で、チームとしての自覚、チームとして乗り越えなければいけない壁、願う未来を明確にしていきました。
これにより、チームワークスコアの中でもビジョン共有などの一体感/協働/信頼/越境などを表すレベル5(最も高いレベルの指標)が大きく向上しました。また、このころにはセッションとセッションの間に何度も自発的に話し合う姿が見られるようになってきました。
伴走支援の成果
チームワークスコアが各レベルにおいて大きく向上したことが挙げられます。


また、意図を持ったチームワークづくりを丁寧に行ったことで、単なる仲良し集団ではなく相手に敬意や尊重を持ちながら・お互いの歩調を一歩ずつ確かめながら歩んでいく、優しさと強さを持ち合わせたチームへと成長していきました。
チームが自分達の強みと伸びしろを自覚し、向き合い、葛藤しながら生み出し続ける姿は、確実にチームの到達地点(事業部の未来づくり)を生み出すことに繋がっていくでしょう。
リプロキャリアでは、「組織の葛藤を、創造の力に」をモットーとし、様々な企業様の組織開発に向き合って参りました。「組織開発の壁打ちがしたい」「自社にどのような可能性や伸びしろがあるのか知りたい」と考えるお客様、是非お気軽にお問合せ下さいませ。