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組合だからこそ提供できる不妊治療セミナーとは?当事者・上司・パートナーが知っておくべき基礎知識:トヨタ自動車労働組合様
トヨタ自動車労働組合様会社概要
設立 | 1946年結成 |
事業内容 | 1.グローバル企業としての世界経済の発展に寄与するとともに、国際社会への貢献を果たす 2.労使関係は相互信頼と相互責任を基盤とする 3.いきいきと働くことのできる企業風土づくりと、より高い付加価値の創造に向けて労使は共通の基盤に立ち、それぞれの役割を全うする 4.日本全体を視野に入れ、働く者に真に豊かな社会・生活を実現する 上記21世紀に向けた労使の決意の要約に基づき労働組合を運営。 |
組合員数 | 約68,000名 |
ご依頼を頂いた経緯
トヨタ自動車労働組合様(以下トヨタ労組)では以前より不妊治療に関する組合員支援に高い関心を持ち、独自で組合員にアンケート調査を実施し組合員の生の声を拾っていました。普段なかなか職場では顕在化しにくいテーマですが、多くの組合員が不妊治療、そして仕事との両立に悩んでいることから、リプロキャリア主催の不妊治療と仕事の両立セミナー・女性の健康セミナー等に数回ご出席いただき、リプロキャリアとの不定期での情報交換が始まっていきました。
不妊治療の保険適用と、大きく動いた人事制度
これまでの継続的な会社側への働きかけと、2022年4月の不妊治療の保険適用がきっかけとなり、不妊治療に関する人事制度が拡充する事が決定。これを好機ととらえ、トヨタ労組では「不妊治療について多くの人に知ってもらい、両立しやすい職場を作るきっかけにしたい」とセミナーのご依頼をいただきました。
セミナーテーマは、「より良い職場づくり・パートナーシップ」
通常企業で行うセミナーでは、いかに従業員のキャリア形成や活躍支援に繋げていくかがテーマになりがちです。しかし「ワークだけではなくライフ(家族も地域も)も支援していくのが組合の役割」とのご意向から、キャリア形成・活躍支援の観点はもちろん、職場理解やパートナーシップにまで踏み込んでセミナーを開催する事になりました。ここまで踏み込めるのは、職場を離れた労働組合という環境ならではだと感じます。
対象者 | 不妊治療に悩む当事者 将来妊活を考える人 職場の上司・同僚 不妊治療におけるパートナーシップについて知りたい人 |
時間 | 1時間半 |
人数 | 約30名 |
手段 | ZOOM |
研修感想(一部改変):
治療されている方へのコミュニケーションのとり方を考えるきっかけになった事と、不妊治療について話が出来る職場風土づくりをしていこうと強く思いました。貴重な話をして頂き本当にありがとうございました。
女性の私でも知らないこと、間違って認識していたことがあり、勉強になりました。
会場に足を運びづらいテーマなので、オンラインで聞けるというのがとても良かったと思います。将来、職場で不妊治療がふえるかもしれないと思いセミナーに参加しましたが、自分の子供の為になる内容だったので聞いてよかったと思いました。
不妊治療の会社制度期間が終了してしまった方への声掛けはどうしようと思いましたが、職場のみんなが不妊治療について理解し協力しあえる風土づくりをする事が、声掛け以上に寄り添える事になるのだと感じました。
人生では80%で走る時期もあるという言葉は、気持ちが楽になりました。
資料もわかりやすく男性の自分でも理解しやすかった。講師の方の体験談や生の声を言う時にエネルギーを強く感じ、心から不妊治療に対する理解を高めていきたいという想いを感じた。
この事例のまとめ
テーマ | ・不妊治療と仕事の両立に関する職場理解の促進 ・不妊治療中で困っている人の支援 |
方法 | ・ZOOMによるセミナー(セミナー終了後、動画配信) |
成果 | ・参加者全員が、職場で不妊治療や生理の取り組みを職場で推進していきたいと回答 ・当事者や将来不妊治療を検討している人が、自分自身の健康課題やライフプラン、仕事との両立にどのように向き合えばいいか理解できたと回答 |