内診はもう痛くない? 産婦人科検診の怖さを和らげる3つのコツ

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何度行っても慣れない産婦人科の内診。緊張するなと言われても、機械を入れるときに痛かったり、緊張で体がこわばったり、ストレスばかりですね。通院が大切だとわかっていても、想像しただけでクリニックに行きたくなくなってしまう、そういう人も多いのではないでしょうか。

この記事では内診ストレス軽減の為のお役立ち情報3つをお届けします。

内診が痛い、冷たい! そんなお悩みにはこの2つ

器具のサイズはS、SSサイズのリクエストを

内診時に使われることが多い、クスコ(膣鏡)。鳥のクチバシの様な形をした金属製の器具で、挿入後に膣内でクチバシを開き、膣内を目視するための器具です。

もう、、、これを読んだだけで恐怖ですよね。。。

実はこのクスコもサイズや太さ、様々なバリエーションがあるのです。恐怖心がある人はS、SSサイズのクスコや、細いクスコを遠慮せずにリクエストしましょう。

ゼリー使用と器具の保温のリクエストを忘れずに

セックス時の潤滑ゼリーと同様に、医療用ゼリーは挿入時の摩擦感や痛みを軽減するのにとても有効です。

また、クスコ(金属の検査器具)が挿入される時のヒヤっと感も、挿入前に保温をしてもらうことでかなり軽減することができます。(保温機が導入されている病院もありますが、ない場合には器具を手で温めてもらう事もできます。勿論医療用手袋をつけるので衛生面でも問題ありません。)

どちらも既に導入している病院も多のですが念のためこれも予約時に確認してみましょう。そして、改めて声を大にして言いましょう。

先生、クスコ小さいサイズで保温、ゼリー増量でおねがいします!!!

これ超重要です。

内診スタイルで恥ずかしさは変わる

産婦人科で誰もが一度は経験する、あの屈辱的な恥ずかしさ。

意を決して内診台に上がり、心を無にしてまな板の上の鯉になったつもりだったけど、、、いざウィーンと内診台が上がり、診察が始まるときの恥ずかしさと言ったら。カーテン越しとはいえ、デリケートゾーンを全開するのですから、恥ずかしくないわけがありません。

でも、もし恥ずかしさを減らせるとしたら?

あなたはカーテン閉じる派? 全開派?

内診時は腰部分の仕切りカーテンを利用するのが一般的ですが、実はなんと最近、カーテンなしのフルオープンクリニックも増えてきているのです。

ぎええぇぇぇーーーー!! そんなの無理!絶対に無理!!と思っているそこのあなた。 これが筆者には、意外と羞恥心と恐怖心軽減に役に立っていました。

筆者の場合、内診でストレスになっていたのは

「ピンクのカーテンの向こう側でご開帳されている自分のマヌケな下半身に対する壮絶な恥ずかしさ」と「カーテン越しに先生が何をしているのかわからない。そして突然わけのわからないものが挿入される恐怖心」でした。

これが、カーテン全開だと全くないのです! 勿論、足を開く事には変わらないので羞恥心をゼロにすることは出来ませんが、マヌケではない。

先生も超音波モニターばかり見ていて不必要にあそこを凝視している訳ではないという事がわかる安心感。そして、先生の動きがわかるので、カーテン越しに突然機械を挿入される恐怖がなくなるんですよね。(気を使って挿入前に声をかけてくれる先生も多いですが、挿入と声掛けがほぼ同時やん!と感じることが多いのは私だけでしょうか?)

勿論、いやいや、私は絶対にカーテン派!という人もいると思いますが一度試してみてはいかがでしょうか。

内診台は自動開脚と自分で開脚するタイプがある

もう一つ、恥ずかしいポイントと言えばあの内診台での開脚の瞬間ではないでしょうか。自分ではとっくに覚悟を決めたはずなのに、内診が始まる前のあの屈辱感と言ったら、、、。

あまり知られていませんが、内診台には自動開脚機能のタイプと、自分で足を開くタイプの台があります。「自分から足を開くのは恥ずかしい。どの程度足を開けばいいかわからない」というタイプの人は自動開脚機能の方がストレスは軽減されますし、一方で「自分の意志とタイミングで開きたい」という人には自分で開脚できるタイプがおすすめです。

自分で足を開くタイプが導入されている病院は予約時に病院で聞いてみるといいかもしれません。

産婦人科での診察は、恥ずかしさを100%なくすことは出来ません。そして、何に恥ずかしさを感じるかは人それぞれ。大切なのは自分にとって何がストレスなのかを知り、それを軽減する事。お願いしたい事・確認したいことがあれば先生にどんどん聞いてみましょう。

超重要:お医者さんに紙に書いて「わたす」

以上、内診のストレスの軽減のコツを書いてきましたが、最後に最も重要なポイントです。

みなさん、ここまでのお願い事項を全て、お医者さんに伝えられますか?

診察に行くと、何故か緊張してしまいお医者さんとうまくコミュニケーションが取れないという人、多いのではないでしょうか。

筆者も「自分用のメモを書く」だけではいざ先生と対面した時に、何故か先生に気を使ってしまい、メモに書いた事の半分も聞けない事が殆どです。

その点、紙で渡せば変に気を遣う必要もナシ!

また、口頭よりも紙をもらった方が読みやすい・答えやすいと感じている先生もいるようです。

内診は私たち女性にとって、非常にデリケートでストレスのかかるもの。

でも一方で、将来の妊娠・出産や、健康維持の為にも検診は必要不可欠なものです。

少しでも自分のストレスの元を理解し、その痛みや怖さを取り除く事でうまく産婦人科と付き合っていけるといいですね。

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