キャリアセミナー×上司向け研修で一般職のキャリア形成を支援:3か年計画の集大成としておこなった研修とは?住友金属鉱山様

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住友金属鉱山株式会社様にて、一般職向け女性活躍セミナー及び上司向け研修を開催しました。 

同社は1590年(天正18年)に創業、430年以上の歴史を持ち、海外にも複数の鉱山権益を保有する非鉄金属のグローバルカンパニー会社です。 

住友金属鉱山では2012年に「女性活躍支援グループ」を開設、2015年にダイバーシティ推進室を開設し、積極的にダイバーシティを進めてきました。 

2030年のありたい姿のKPIとして①女性管理社員数50人を上げており、一般職からも女性管理社員を輩出すべく、日々取り組みを行っています。 

しかし一方で、「目先の業務に追われる」「将来が描けない」「自分の意見を言う機会がない」などの課題が上がっており、一人一人が自律したキャリアを描く風土の醸成が課題となっていました。

これらの課題を踏まえ、一般職社員全体の底上げ、そして意欲のある一般職の引き上げを目的とし、2020年に引き続き2021年も研修を行いました。

 

昨年度の一般職向けセミナーでは「一人一人がコンフォートゾーンを抜け出して新しい一歩を踏み出す事」をテーマにセミナーを行った事を踏まえ、今年のテーマは「新しい一歩を踏み出すために他者を巻きこむコミュニケーション」とし、仕事を一人で抱えてしまいがちであったり、失敗を恐れて正確性やスマートさにこだわってしまう一般職の成長を支援する研修を行いました。

 

また上司向け研修では、上記セミナーをもとにして成長を続けていく部下を更に支援する為に「部下の成長を支援する対話のコミュニケーション」をテーマに研修を行いました。研修の後半部分では「巻き込むコミュニケーション」を習得した部下と「成長を支援する対話のコミュニケーション」を習得した上司部下がペアとなり、部下の新しいチャレンジについて話し合いを行って頂きました。

 

以下は上司・部下の研修の感想となります。

 

一般職向けセミナー感想:

 答えの見えないことをみんなで探していく、そこに職位の違いはないという言葉が印象に残りました。誰もがそれぞれの立場で考えたり、感じたりしたことを怖がらずに発信していくことが大事なのかなと思いました。
 講師の平さんのお話は、心に刺さる点がいくつもありました。自分の円を大きくすることで職場にどんないい影響が起こるのか、「伝える」ということのポイント、一般職が自由に行き来できる存在など、なるほど!と思うことも沢山あったので、参加してよかったと思いました。
前年度も参加させていただきましたが、前年度の内容からまた一歩先に、上司や周りの人を巻き込んでワンモアステップを実現させることが更に自分にとってのキャリアアップに役立つということが分かりました。

 

上司向け研修感想:

思慮深く聞く姿勢を実践すれば、逆に引き出せるものが増えるということがわかりました。せっかちなので、とりとめのない話になってくるとついつい口をはさみたくなるのですが、今後は意識的に忍耐力をもって部下とのコミュニケーションに臨もうと思います
 対話による意識の向上、行き詰まりの解消等、相手の話に耳を傾けることは重要であるが、こちらからも発信すること、何を考えているのかなどオープンにしていくことも同様に重要であることが良く分かりました。
 価値観というものは人それぞれであり、考え方にギャップがあってもそれを無理やり埋めるものでもないと考えていたため、今までは、自分からそうしたことを根掘り葉掘り聞くものではないと、自分視点で考えていました。しかし、研修を通じて、自分の価値観を相手に示すことによりギャップがどのような由来で存在するのかを相手に知ってもらうという相手視点の行動が、重要であると気づかされました。
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