チームコーチング・システムコーチング®とは? ③:効果を定性・定量から徹底解説
組織開発やエンゲージメント向上の手法として近年脚光を浴びているチームコーチングやシステムコーチング®は、具体的にどのような効果があるのでしょうか。(「この記事はチームコーチング・システムコーチング®とは?」)シリーズpart 3です。
まずは全体概要やざっくりとした効果を知りたい方はコチラから↓↓
組織開発の方法として、実際に導入する際の流れを知りたい場合にはこちらから↓↓
時間をかけて組織づくりをした、その先にある効果とは? ~どのような効果を目指すのか~
私たちはよく、チームコーチング・システムコーチング®を実施するお客様に、
ということをお伝えしています。
「なんだ、時間とお金をかけてたった2度しか変化しないのか」とがっかりする方もいらっしゃるかもしれません。ですが、この2度の変化は、実際にお客様と商談をする際やコーチングセッションをする際に、深く頷かれる方が多いフレーズです。なぜでしょうか。
大海原を航海中の大きな船を想像してください。大海原では天候、波、船自身の重さから、容易に方向転換をすることは出来ません。まさに、組織とはそういうものなのではないでしょうか。「主舵いっぱーーーい!!!」これまで自分達で何度も叫んできたけれど、なかなか舵は回らない。船の進路を変えることが出来ない。それが、読者の皆様の状況かもしれません。
システムコーチング®では、この状況の中で、舵を切り、2度の進路変更をもたらすことを目指しています。なぜなら、
2度の変化は、その巨船の行き先(ゴール)をも変えてしまう力をもっているからです。
実際にコーチングセッションを実施していても、「2度の変化を目指していきたい」「(ディスカッションをしながら)〇〇をすることは2度の変化につながるのではないか?」という風に、自分達自身の言葉として多様するケースが多くみられます。
日々忙しい中でも、経営方針は上が決めるものだったとしても「2度の変化」であれば目指せるかもしれない。そのようなモチベーションにも繋がっているように見えます。
定量的な効果は? ~個社ごとにばらつきはあるものの、スコアは2度以上の大幅な変化が~
「2度の変化」を合言葉にセッションを行うことが多いですが、実際にサーベイを取ってみると多くの指標でスコアが向上しています。
■ 東証一部 大手印刷会社様(2回実施)
「率直さ、一体感、ビジョン共有」などの度合いのうち、特により高次の関係性に関わる部分のスコア:6.86→7.53
■ 東証プライム グローバルメーカー様(半年実施)
活気と尊重に関するスコア:3.9→7.1
背景理解/率直さ/横断など。高次のチームワークに関するスコア:2.7→5.8
ビジョン共有などの一体感/協働/信頼に関するスコア:2.7→6.4
これらのスコアは、スコアが上がれば上がるほど思考の質(当事者意識、ビジョン思考、価値の探求)が高まり、思考の質が高まると結果の質(行動変容、自己組織化、共創行動)が高まると言われています。
つまり、入口はあくまで組織の土台作りですが、最終的には業績形成や事業の成長にも密接に繋がっているものであると言うことが出来るでしょう。
定性的な効果は? ~組織へのエンゲージメント、覚悟、仲間への敬意など~
チームコーチング(システムコーチング®)では、夢や希望、怒りや葛藤、組織の歴史など、様々な角度から対話を重ね、組織変容のアクションプランに繋げていきます。ここでは、参加者の皆様の感想をお伝えしていきます。
上司や経営層などに、効果が副次的に波及することも ~会社組織は、常に影響し合っている~
人の頭・心・体が常にお互いに影響し合っているように、会社の組織もまた、お互いに影響し合っています。一つの組織が変容すると、それを取り巻く隣接組織(セッションに参加していなかった上司や経営層)にもまた、変化がもたらされることがあります。
例えば、もっと業績を作っていきたい、もっともっと良い会社にしていきたい!と思った組織に刺激を受け、上司の接し方や方針が変わったケースがあります。
また、受講者の生の声に接したことで、社長が自らのトップメッセージが社員にどのように受け止められたかを知り、トップメッセージの見直しを図ったケースもありました。
このように、会社内の組織は密接にかかわりあい、影響を及ぼし合っています。ある一つの組織がチームコーチング(システムコーチング®)を受けることは、まさに会社そのものの2度の変化に繋がっているといえるでしょう。
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リプロキャリアでは、「組織の葛藤を、創造の力に」をモットーとし、様々な企業様の組織開発に向き合って参りました。「組織開発の壁打ちがしたい」「自社にどのような可能性や伸びしろがあるのか知りたい」と考えるお客様、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
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