もう1人で悩まない。同じ悩みを持つもの同士が支えあうサードプレイス

女性を悩ます子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、その他多くの女性疾患。日々の心身の不調や、仕事への影響、周囲の理解、将来の妊娠の可能性、、、。誰にも相談できずに一人で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。そんな時にはネットで情報収集をするだけではなく、患者同士の自助グループに参加してみるといいかもしれません。

10分の診療だけでは、不安を拭い去る事は出来ない

婦人科だけに関わらず、病院での短時間の診察に不安を抱いたという経験は誰もがしたことがあるのではないでしょうか。患者で溢れるクリニックでは、内診時間を含めても10分で終了、という病院は決して少なくはありません。

「質問に丁寧に答えてもらいたい」「心配な事がある」患者としては当然の悩みですが、現状のクリニックの来院患者数を考えると、すぐに改善が出来ない現状もあります。病気について医師とコミュニケーションが取れない、医療知識は病院でしか集められない、そう思い詰めてしまうと中々解消されない不満に余計にストレスが溜まってしまうのではないでしょうか。

本当に欲しい情報はネットには載っていない

信じられないような生理痛や月経量に驚き、自分の体はおかしいのではないかと感じた時や、処方されている薬の副作用が辛い時、突然手術を勧められて途方に暮れた時など、スマホの充電が切れそうになるまでネットサーフィンをした経験がある人は多いのではないでしょうか。

しかしネットを探しても、多くの医療記事は一般的な説明(病気の仕組、治療方法の種類など)が載っているだけで、今のあなたの苦しみを解決できるような情報に辿り着くのは中々難しいのが現実です。

パートナーや職場に理解してもらえない辛さも

子宮筋腫は4人に1人、子宮内膜症は生理のある女性の10人に1人がかかる病気と言われており、多くの女性が苦しんでいます。しかし、それほど一般的な病気でありながらも必ずしも周囲の理解が進んでいるとは言えません。

職場の上司や同僚から理解を得られないのは勿論、時には同性であるはずの女性からも「ただの生理痛でしょ」「私も筋腫はあるけど、あなたみたいな症状はないわよ」と病気の知識がないが故に心ない言葉を投げかけられることもあります。

また、将来の不妊症の可能性をパートナーに打ち明ける事が出来ない。その様な悩みを持つ人も少なくありません。

 

悩みを打ち明ける。情報を得る。笑顔をサポートするのが自助グループ

皆さんは患者会や自助グループといった活動をする人達がいることをご存知でしょうか? その病気の患者同士が集まり、病院情報の交換、治療方法の収集、不安な気持ちの共有などを行い、疾患に対する向き合い方を深めていく事を趣旨としています。

「会に来るときには緊張している参加者も多いが、患者同士や元患者の経験者が集まって気軽に話をすることで、帰るときには明るい顔になっている。」というのは東京を中心に全国6か所でおしゃべり会を開催している子宮筋腫・子宮内膜症体験者の会たんぽぽスタッフの黒木まゆみ美さん。たんぽぽではおしゃべり会の他にも医師による最新情報のセミナーやセミナー終了後には医師も含めた交流会なども開催しており、正しい医療情報をクリニック以外の場でじっくりと収集出来る事も一つの魅力です。

ネット、電話、対面など幅広い選択肢の中から自分に合うものを

そのグループによって、活動の形態は様々。自分にあったグループを探し、自分の治療への向き合い方をより豊かにしてみてはいかがでしょうか。リプロキャリアでは3つの自助グループを紹介しますが、他にもインターネットや各自治体で多くの自助グループが活動を行っています。是非調べてみてください。

子宮筋腫・子宮内膜症体験者の会たんぽぽ・・・全国6か所で、会員同士のリアルなつながりを大切にしておしゃべり会を開催。その他には電話相談もあり。筋腫や内膜症の他にも、子宮腺筋症など良性疾患の悩みを持つ人を幅広く受け入れている。医療セミナーの開催や会員の病院アンケートデータベース、治療に関する多角的な情報収集が可能。

子宮内膜症・子宮腺筋症の会・・・Facebookの非公開グループとして患者同士がお互いの悩みを語り合う場。法人や任意団体ではない為、管理人からの特別な情報提供等はないが誰でもアクセスしやすい。Facebookという利点を生かし、カジュアルに患者同士が悩みを打ち明けあっている。

NPO法人Fine・・・子宮疾患との関連性も深い、不妊体験者を支援する患者団体。不妊当事者向けにおしゃべり会、カウンセリング、医療関係者によるセミナーなどを行っている。特に代表が国際コーチ連盟認定のプロフェッショナルコーチであり、心理にも造詣が深いこともあり、不妊治療者のメンタルサポートが充実。その他、国や公的機関へ不妊治療環境の改善などの提案も行っている。

 

 

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